クラミジア・トラコマティスは、長い間、眼の病気であるトラコーマの原因であるとされてきましたが、近年、眼結膜と同等の組織構造を持つ尿道・子宮頚管・咽頭にも感染することが確認され、性感染症としての認識が一般化されました。
眼から眼への感染は、日本における水道の整備・普及による衛生環境の向上のために減少し、さらに眼科的疾患の医療機関への受診率の高さも手伝って現在では疾病の抑制が十分に実現できていると言えます。
その反面、尿道や子宮頚管における性的な感染は、症状が現れにくく、かつ、受診しにくい心情も働き長期感染となりやすく、男女ともに病原体キャリアとなる場合が多いのです。
投稿者 性病検査室 :2008年3月12日